FXのレバレッジとは?今さら聞けないメリットとデメリット

FXレバレッジ てこの原理

FXトレードにおいてレバレッジとは、深く理解し有効活用しなくてはいけない重要な要素と言えるでしょう
レバレッジを理解し、適切に活用することで、利益を最大限に伸ばす一方、レバレッジ取引に伴うリスクも考慮する必要があります
ここでは、FXのレバレッジに関することを個人的主観も入れて、詳しく解説していこうと思います。

 

 

目次

レバレッジとは?


レバレッジとは、自分の証拠金を元に、より大きな金額のポジションを取るための仕組みです。
例えると、1:50のレバレッジを利用した場合、1,000ドルの証拠金で50,000ドル相当の通貨を取引していることに相当します。
国内と海外の業者では大きく特徴は異なり、メリットとデメリットを少し詳しく説明します。

 

国内業者の特徴

  • 規制環境:  国内業者は日本の金融庁の厳格な規制を受けており、より資金の安全性に重視している。
  • 取引通貨:  主要通貨ペアに特化しており、円建てでの取引が一般的。
  • レバレッジ制限:  日本の法令により、一般的に25:1以下のレバレッジが規定されている。

国内業者のメリット

  • 信頼性: 日本の金融庁の厳格な規制を受けていることで、トレーダーにとっては高い信頼性となり、資金を安心して運用できる。
  • 円建て取引: 円建てでの取引が一般的で、為替変動からくるリスクが低減される。 

国内業者のデメリット

  • 制約されたレバレッジ:  国内の法令により、比較的低いレバレッジが制約されている。
  • 通貨ペアの制約:  主要通貨ペア以外の取引が制限されることがある。
  • 追証金がある: 必要証拠金を下回った場合、追証金(追加の証拠金)が必要とされる。
  • ゼロカットシステム: ゼロカットシステムが導入されていない場合が多い。

 

言い換えると、メリットが逆に言えばデメリットとなり、デメリットとなりうることがメリットともとれるわけです。

より安全性を重視する国内FX業者での取引きでは、大きな資金を得るには同時に大きな資金が必要になります。

海外FX業者の場合、国内管轄の規制ではない反面、レバレッジを活かし少ない資金でも大きな資金を得ることも夢ではないのです。

 

 

海外業者の特徴

  • 幅広い取引通貨: 海外業者は多様な通貨ペアでの取引が可能で、主流通貨やマイナー通貨でも取引きができる。
  • 高いレバレッジ: 一般的により高いレバレッジを提供しており、トレーダーが大きなポジションを取りやすくなっています。

海外業者のメリット

  • 多様な通貨ペア:  主要通貨以外の通貨でのトレードが可能で、多様な市場に参加できます。
  • 最大限のレバレッジ:  海外業者は通常、高いレバレッジを提供している業者が多く、小さな資金で大きな利益を得る取引ができる。
  • 追証金がない: 海外業者は通常、追証(追加の証拠金要求)が発生しない取引環境を提供している。
    万が一大きな損失が発生しても急激な資金調達を求められることなく、柔軟にポジションを保持できます。
  • ゼロカットシステム: トレード中に損失が設定されたレベルに達すると、ポジションが自動的に決済される仕組みです。
    これにより、損失が設定された水準以上に拡大することを防ぎ、トレーダーの損失を制限できます。

海外業者のデメリット

  • 規制の差異:  一部の海外業者は規制が厳しくない場合があり、業者の信頼性を確認する必要がある。
  • 信頼性: 海外FX業者は、海外ライセンスを取得していても、日本の金融庁の規制とは違い、内容も異なる。
  • 日本語サポートの差:  業者によっては、日本語サポートが十分でない業者があり、コミュニケーションの壁が生じる可能性がある

 

海外業者は多様な通貨ペアとレバレッジの高さが魅力ですが、日本国内との規制の違いには注意が必要と言えます。

 

FXレバレッジ

 

レバレッジの効果

レバレッジを利用することで、資金効率が格段に向上させることが可能です。

 

 

 

メリット

大きなポジション取引

レバレッジを利用することで、少ない証拠金で大きな取引が可能。

小額で大きな市場への参入ができ、大きな利益を狙うことができる。

資本の効率的利用

少ない資本で多くの取引を行えるため、資本を効率的に利用できるため、投資家は多様なポートフォリオを構築しやすくなる。

リスクヘッジの向上

レバレッジを使うことで、小額の証拠金で様々な通貨に分散投資が可能となり、リスクの分散とヘッジが向上します。

これにより、一つの取引での損失が全体の影響を和らげることができる。

多様な取引戦略の実現

高いレバレッジは、スキャルピングやデイトレードなどの短期取引戦略を実行するのに最も適している。

トレーダーは市場の小さな変動からでも利益を得やすくなるのです。

 

デメリット

損失の拡大リスク

レバレッジをかけた取引では、利益だけでなく損失も拡大します。

小さな価格変動でも大きな損失を被る可能性があるため、慎重なリスク管理が必要です。

メンタル面のプレッシャー

高いレバレッジを利用すると、取引の変動により精神的なプレッシャーがかかりやすくなります。

トレーダーは冷静な判断を保つために十分な心の準備が必要です。

マーケットリスクの過度な影響

レバレッジをかけると、市場の経済指標などの小さな変動でも大きな影響を与える可能性がある。

予測外のイベントや急激な価格変動に対するリスクが高まります。

取引資金の喪失リスク

高いレバレッジをかけすぎると、取引資金の喪失が加速する可能性があり、リスク管理が不十分な場合、瞬時に資金を失う危険性がある。

 

 

まとめ

FXトレード写真

いかがだったでしょうか?

レバレッジはトレードの柔軟性を高め、少ない資金で大きな取引が可能となるのです。

例えばよく、『レバレッジとはテコの原理』などと言われることもありますが、リスクだけでなくリターンも大きくることで『ハイリスクハイリターン』などと例えることもあります。

 

つまり、理解と知識を深めレバレッジをより把握したうえで、自身の資金も合ったトレードを行えるようになれば、いかにリスクを最小限にし、よりリターンを活かした裁量の取引きができれば、圧倒的な効果的ツールとなるのです。

 

別の記事では、海外FX業者&国内FX業者の違いを詳しく解説しています。

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